コンピュータグラフィックの世界 ~ Photoshop
Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ)は、アドビシステムズが販売しているビットマップ画像編集ソフトウェアである。フォトレタッチツールを代表するソフトである。Photoshopの原型は1991年にノール(Knoll)兄弟(兄:Thomas、弟:John)がMacintosh専用ソフトウェアとして開発した。もとはイメージスキャナ用の取込ソフトウェアであったが、アドビが買い取り(Knoll兄弟もアドビに移籍、開発を続行)やがて現在のような写真のレタッチを中心にした画像処理ソフトへ強化された。アドビの印刷業界でのノウハウを生かして、その方面の機能強化や、機材やソフトの連携を練り込まれたPhotoshopは、それまで高価な機材が必要だった作業をパソコン上で安価に実現させ、デザイン・出版・印刷などのプロフェッショナル業界にあっと言う間に浸透していった。安価と言ってもPhotoshop登場間もなかった頃の当初のMacintoshの価格は優に100万を超え、Photoshopの価格も15万以上し、決して安いとは言えなかったが、当時のそれらの作業を可能にする写真機材は比べるべくもなく高価だった。バージョン2.5からはMicrosoft Windows版も登場し、パーソナルコンピューターのCPUの高速化、メモリの大容量化、コンピューター自体の低価格化にともない、その敷居はぐんと低くなり、プロフェッショナルユーザーだけでなく画像加工に興味ある一般ユーザーや、アマチュアイラストレーターも「持っていてあたりまえ」と言われるほどポピュラーなメジャーソフトウェアに成長し、事実上の標準ソフトとなっている。写真のレタッチソフトとして販売されているが、画像加工、イラストレーション、印刷業界などあらゆる画像分野で使用されており、この分野では代表的な存在である。主に写真などの加工に適しており、さまざまなフィルタやプラグインを使用することによって、機能を拡張することができる。また、イラストレータやディメンジョン、イメージレディといった同社の他のソフトとは、シームレスな連携がはかられており、作業効率を高めている。