コンピュータグラフィックの世界 ~ スーパーカネコノバシステム
スーパーカネコノバシステムとは、現在では当たり前に行なわれる「レンダリング」「ポリゴン」という画面描画の基本操作を1枚のボードで作業化することを考えた画像処理エンジンである。このシステムは当時処理能力が最速だったSH4を利用し、画面処理コアとして作動するはずであった。なので完成したら、カネコはゲーム業界に売り込むつもりだった。折りしもプレイステーションの開発当時であり、描画が最大ポイントであると思われた時期と合致し、万一完成したら業界の骨格をなすものになったと思われるからである。ところが、当時のはSH4のプログラムも完成域に達しておらず、下請けに出したはずの日立ソフトは、ソフト屋独特の「途中放棄」「お茶飲んできます(そのあと帰らない)}「仕様にはなかったですよねえ」の連発で、完成させずに逃げてしまう。結果カネコには途中まで完成させた「ノバ」が残ることになる。ソフト開発ではよくあること。それに巻き込まれたという形で、現在でも論争中である。