コンピュータグラフィックの世界 ~ マッチムーブ
マッチムーブ(Match Move)は、映像の合成における技術のひとつ。「動きを合わせる」という意味のCG用語。映像をトラッキングすることによってマッチムーブを行う。古くから、映像の合成において、カメラが動くことは極めて難しい問題であった。たとえば、Aという映像がカメラが動いて撮影されているとする。そこにBという素材を合成するとなると、BもAと同じカメラの動きをしなければ不自然になる。これを解決する手段・技術のひとつがマッチムーブである。一般的な合成ソフト(Shake、Adobe After Effects、Combustionなど)は、2D上でのトラッキング、すなわち画像内での物体の移動を追跡・分析する。これによって、合成する素材にも同じ動きをさせ、また、同じモーションブラー(動く物体のぼけ)を表現することで自然な合成映像の作成が可能である。